サステナビリティ

プロフェッショナル行動規範の実践

いかに優秀な人材の集団であっても、優れた仕組みを持つ組織であっても、それだけでクライアントの期待値を超えるサービスを提供し続けることは不可能です。事業の成否に直結するような高難易度のIT投資であれば、その結果は明白です。当社グループの戦略的ITコンサルティングサービスにおいて、高い水準のサービスを提供し続けるための重要なピースが、私たちが創業以来大切にしてきた顧客への「フルコミット」という言葉にあると考えます。

誰よりも高い当事者意識を持ってクライアントの課題に取り組むことで関係者をリードし、クライアントを課題解決に導く、そのような意味を込めた言葉で、創業者であり当社社長である漆原が2000年の創業以来、一貫して周囲に伝え続けている言葉です。
この仕事に対する信念とも言うべき「フルコミット」という言葉を、日々の取り組みのなかで実践していくため5つの行動原則に集約しております。

5つの行動原則を礎とし、当社グループ各社ではプロフェッショナル行動規範を策定しています。コンサルタント一人ひとりが当社グループの一員であることに誇りを持ち、プロフェッショナル行動規範を実践できるように、教育・啓発や文化醸成に取り組みます。

5つの行動原則

1.「やらないことリスト」

「フルコミット」を細分化し具体化したものに「やらないことリスト」があります。私たちは創業以来「やらないことリスト」を守り続けています。

実現不可能”口だけ”コンサル 自社受注目的の作為的コンサル 単なるパッケージ導入 言われた通りに作るだけ パートナーへの丸投げ 安くて悪い人月ビジネス 仕入れて売るだけ お客様のためにならないIT導入 単なる人材派遣 技術者の自己満足だけの仕事 挑戦なき保身、やらない言い訳 質の低い仕事・責任転嫁実現不可能”口だけ”コンサル 自社受注目的の作為的コンサル 単なるパッケージ導入 言われた通りに作るだけ パートナーへの丸投げ 安くて悪い人月ビジネス 仕入れて売るだけ お客様のためにならないIT導入 単なる人材派遣 技術者の自己満足だけの仕事 挑戦なき保身、やらない言い訳 質の低い仕事・責任転嫁

2.目標達成にコミットする

私たちは、クライアントが本来の目的を達成することにフォーカスしてプロジェクトに参画します。そのために必要であればクライアントにも直言します。我々の売上を上げるだけに本来の目的を横に置くことはしません。それが原因で私たちがお役御免になっても仕方がない。クライアントとともに目標を追いかけることが私達の仕事です。

3.直接契約にこだわる

私たちがお受けするプロジェクトは、100%クライアントと直接取引です。直接やりとりがなければ、目標の達成を約束できません。プロジェクトの目標を達成することは容易ではありません。クライアントと直接やりとりができなければ、コミュニケーションもそこでご提案できる解決策の質も高まりません。だから、私たちはクライアントとの直接契約にこだわっています。

4.急拡大は目指さない

いい仕事をするために重要なことは「規模の追求ではなく、同じDNAを持ったメンバーが何人いるか」だと考えています。急成長や仕事の幅を広げるために急拡大をすることよりも目的を同じくするメンバーとの出会いを大切にしています。発注者側支援という顧客視点を持っているメンバーを厳選して採用しています。

5.現場を無視した数字を追わない

現場を無視した数字先行の売上目標は立てません。過度な売上目標や、それに起因した重圧は、プロジェクトの選択基準を狂わせ、コンサルタントの提案にひずみをもたらしかねません。発注側支援という顧客視点を持つことと、現場で働くコンサルタントの闊達な活動を守ることは、相関関係にあると考えています。

プロフェッショナル行動規範の浸透・文化醸成例

MVVワークショップ

コンサルティングという「人」が価値を生み出す事業において、社員一人ひとりの姿勢や行動こそが、当社の価値を生み出す源泉だと考えています。当社グループでは、プロフェッショナルとしての価値観を日々の仕事に根づかせるための取り組みを行っています。

ウルシステムズ株式会社ではその一環として、「Mission・Vision・Value(MVV)」を軸にしたワークショップを定期的に開催しています。このワークショップでは、社員一人ひとりが、社会や会社の未来、そして自分自身のありたい姿を描きながら、MVVを自分ごととして捉えるきっかけをつくります。その対話を通じて、プロフェッショナルとしての意識や行動が、組織の中で育まれていきます。

年に一度全社員が一堂に会して開催される「ULS Awards」は、Mission・Vision・Valueを体現した仲間を社員同士が推薦し、称え合うイベントです。どんな行動が私たちらしさを表しているのかを確かめ合い、全社で共有することで、価値観に根ざした仕事のスタイルが定着していきます。

自分たちの在り方を見つめ直し、誇りを持って働ける文化は、お客様からの信頼や組織の持続力を育み、企業価値の源泉となっています。このような文化醸成の取り組みが、当社の人的資本を最大限に活かす土壌を育んでいます。

倫理面の行動規範の実践については、コンプライアンスのページをご覧ください。